メンヘラ

【CLASSY】メンヘラ街道に新たな伝説を確認いたしましたので、ご報告いたします【想像妊娠騒動】

CLASSY 2016年9月号、88ページ「デイリーブランド×ぺたんこ靴で8月の着回しDiary」をご覧ください……。あなたにこの夏、最高の笑いをお約束します。

CLASSY.(クラッシィ) 2016年 9月号 [雑誌]
光文社 (2016-07-28)
売り上げランキング: 2,811

 

ぺたんこ靴を宣伝したいCLASSYさんは、二日酔いを妊娠と勘違いするアラサー女子のおてんば喜劇を掲載されております。ヒロインが8月1日に二日酔いをつわりと決めつけるところから話は始まるのですが、なぜか妊娠検査薬を買ったのは8月24日。実際に使用して勘違いと発覚したのは8月29日。8月31日には見事、勘違いを乗り越えてプロポーズされるという謎ストーリーです。彼氏や友人を振り回し、勝手に舞い上がりながらも、赤ちゃんのことを考えてぺたんこ靴を生活に取り入れる設定DEATH。

キャラクター設定も完璧です。主人公には付き合って9年目の彼氏がいます。美術大学時代の後輩です。30歳過ぎても結婚してくれない彼氏に、期待をし続けている様子です。この時点でヒロインのメンヘラもしくはフシアナがほぼ確定。彼氏のショウゴくんは、30歳前後にしてまだミュージシャンになる夢を捨てていません。路上ライブを昼間からやっているあたり、まだ道のりは遠いのでしょう。ヒロインのメサイアコンプレックス疑惑も一気に高まります。おそらく彼とのデートは割り勘か、彼女の方が多く出しているんでしょう。彼女の心の穴が気になって仕方ありません。

そんな道半ばの彼に「子どもは好き?」とぶっこむ辺り、彼が主夫になることもいとわない、先進的精神の持ち主です。バリキャリですしね。そこは評価できます。結婚というゴール設定はブレないでしょう。しかしこの企画、どこから突っ込んで良いのかわかりません。

 

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CLASSY2016 9月号 P90より あさっての方向をむくカップル。

あまりにパーフェクトなメンヘラあるあるぶりを描ける点に、CLASSYさんの本気度をうかがえました。この企画を考えた方もこうしてツッコまれることを望んでいたはずです。ありがとうございます。おなかを抱えて笑わせて頂きました。エアコンで冷え冷えの太ももの脂肪ですら燃えそうな勢いです。

 

IMG_8559P92 ショウゴくんの好物はカルーアミルク……。乙女化が激しいようです。

 

IMG_8560P90 彼は仕事が不安定だけど花嫁姿を妄想できるあたり、式のお金は彼女が出すんでしょう。えらい。

 

面白すぎるヒロインの早とちりは、内心の焦りが表面化しただけなのでしょう。付き合って9年ですよ、9年。20代という価値のある、素敵な時期のほとんどをこの彼に捧げたのです。おそらくこのタイプは見捨てられ不安が強いので、浮気もしなさそうですね。結婚と言うワードを口にしてしまうと、彼がドン引くのがわかっているので言わない。そんな健気さに胸が熱くなってきます。

女性の焦りが表面化する出来事は腐るほどあります。例えばSNSでの友人の投稿は子どもの写真とか、家を建てたとか、車を買ったとか、家族でキャンプをしたとかそんなことばかり。社内でも残されている同僚はどんどん減ってくる。自分のほうが絶対あの子より早く結婚すると確信をもっていたモテないちゃんにも、先を越される始末……私、もううんざり!という結果なのでしょう。共感しかないわ〜〜〜!

ご覧くださっている男性のみなさん。アラサー、アラフォー女子のノイローゼはここからきています。どうぞ生あたたかい目で見守って、理解してやってくれませんか。いくら自由なこの世の中と言っても、私たち女性の夢なんてひとつかふたつ。素敵な旦那さまを見つけ、素敵な家庭をつくる。ほとんどの女性がこれしかないんです。そうプログラムされてしまっています。

どんなに仕事や趣味に没頭できても、結婚できなかったら、子どもがいなかったら、私たちの自己肯定感は低いままです。もちろん100パーセントの女性ではありません。中にはやりたいことが優先の人もいますが、それは例外です。中には自己正当化のため、強がっているだけの人もいます。

女性が自己肯定できる瞬間がいかに少ないかを男性に知ってほしいです。男性は愛されることのほかに、社会で成功したり、女性にモテたり、高い車や時計で満足できたりするのですが、女性には愛し愛される場でしか満たされることはないのです。高い服やバッグやマンションは一時的にしか心の穴を満たしてくれません。30歳前後の彼女をもっておきながら「俺、結婚とか考えられないんだよね……。」とぬかしている方は、お年頃の女子の気持ちがまったくわかっていません。さっさと別れて差し上げて。

女性には結婚や家庭、それだけじゃないと勇気づけたいところですが、地球が誕生してから、子どもを生まない選択をポジティブにとらえようと言うのは今この時代だけでしょう。前例がないのです。それに立ち向かいましょうとはとても言えません。しかし、男性からの愛ばかりを求める前に、私たち女性はできることがあるのかもしれません。その反面教師として、このCLASSYさんの記事があります。とても素晴らしい教材です。

愛される、愛する。尊い行為です。しかし今回のCLASSYさんの企画、主人公が本当に愛してたのは誰でしょうか?ショウゴ?自分?満たされていないけどけなげに頑張っている自分ですよね。さぁあなたにもし愛してる人がいるなら、その相手の瞳を見つめてください。君の瞳に恋してる、という名曲がありますが、恋してる対象は相手の瞳でしょうか。それとも瞳に写る自分の姿でしょうか。

愛のベクトルが自分に向いていることが悪いのではありません。私がそうだったから言えるのですが、相手のためと言いながら無自覚に行為の矛先が自分に向いていると、無意識に自分の願望を押し付けてしまい、お互いにストレスが溜まってしまい、必ずどこかで爆発します。 無償の愛を騙る歪んだ愛です。まずは自覚をすること。彼氏を通して自分を見る行為はやめたほうが賢明です。自分への愛が足りないのであれば、年下の男を育てる前に、植物を育てましょう。私も最近、育てています。ただし水のあげすぎには注意。男と植物は一緒で、水を与えすぎると腐ります。私には立派な失敗の実績があります。

 

このCLASSYヒロインのハッピーエピソードを受け入れないでください。まず9年付き合っていて、仕事も安定しない男性が指輪もなしに歌でプロポーズを済まそうとするあたり、ヒロインの結婚生活は半分終了しています。ヒロインはメンヘラ(確定)でなまじバリキャリなので、ヒモを飼ってたとしても、共依存し、酔いしれながら生活するのかもしれません。それが幸か不幸かはわかりませんが。

 

彼女の来年の8月を私が予想してみましょう。

「去年とは違って本当に妊娠してうれしいのだけれど、彼はあんまりお金を入れてくれない。私はつわりで働けない身なのに、家賃は私が払っている状況。彼の両親は離婚していて、縁も遠くなっており頼れない。私の両親には心配をかけられないから、彼が働いていないことなど口が裂けても言えない。結婚式のために貯金のほとんどを使い果たしてしまっている。産休中に多少給料が出るけれど、心細い。それどころか最近、彼の気持ちが離れているのがわかる。ハネムーン中にしたケンカが原因かも……。ライブがあるからと言っては外泊してくるし、最近はカルーアミルクじゃなくて、ウィスキーをたくさん飲むようになった。声に影響してしまうのではと注意したら、あの優しかった彼に怒鳴られた。昔はこんなんじゃなかったのに。戌の日のお参りに行こうと誘っても興味がなさそう。これじゃストレスでおなかの赤ちゃんにも影響がでちゃう……!」

 

あるよね〜〜〜〜★(てへぺろ

 

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